2023年10月に太陽光と蓄電を設置しました。
導入費用と実際何年くらいで元がとれるのかを実際の数値を参考にしながら解説しようと思います。
太陽光パネル | 5.4Kw |
蓄電池(オムロン) | 9.8Kw |
導入費用
結論:合計335万円()
我が家は、ガスを使用していたので、オール電化の工事費用も含まれています。
太陽光発電のみの金額は、265万円(税込)です。
原価償却までの期間(元を取ったといえるまでの期間)
結論:最長20.3年 最短:14.6年
提示されたシュミレーションの値は信じるな
今だからこそ言えますが、シュミレーション値は本当にあてにならないです。(発電量は結構正しい)
以下にシュミレーションがあてにならない理由を書いていきます。
シュミレーション値
年間発電量:5,666kWh
売電価格:16円
年間:217,760円
上記から 1kWh = 38.5円の価値がある前提で計算されていることになります。
ここの前提である1KWhの金額がかなり怪しい(騙しにかかってる)金額です。
なぜならば、2024年1月現在の中国電力の電気料金は、夜間と休日 30円/KWh、昼間 45円/KWhですので、オール電化にすると基本的に使用する電力は、30円/KWh に価格で使用することになります。
さらに、夏場は半分以上売電します。1kWh を16円で売電するので、単純に計算すると 30 + 16 / 2 = 23になり、1kWh = 23円になります。
再シュミレーション(最小値で見積もってます)
年間発電量:5,666kWh
売電価格:16円
年間:130,318円(23円/kWh)
シュミレーションと実際の差額
マイナス87,442円となります。
これが10年続くとマイナス約90万円になります。
回収に必要な期間
ここで本題の回収に必要な期間についてです。
2パターン用意しました。
265万 / 13万 = 20.3年
上記計算は、蓄電池の使用を加味していません。
ざっくり蓄電池の使用を加味したバージョンを作成してみます。
深夜電力を貯めて昼間に使うのは、非効率なのでやめたほうがいいです。(個人の感想です。)
我が家の平均7kWh は太陽光から蓄電池して放電しています。蓄電池を7kWh 充電できるほど晴れている日は、7割くらいと仮定します。7kWh * 30日 / 0.7 = 147kWh/月
月に147kWh 蓄電池から放電するので、これを全て昼間の電気代から売電価格を引いた値で計算してみます。
147kWh * 45円 = 6,615円
月に6,615円削減(メリット)できます。年間では、79,380円となります。
改めてシュミレーションをしてみます。
130,318円 + 79,380 – 28,224(蓄電池に回した売電分) = 181,474円/年
265万円 / 18.1万円 = 14.6年
まとめ
結果としては、15年くらいで回収できるのでは?というような感じになりましたが、蓄電池もパネルも劣化していきますので、上記の通りにはならないと思います。
特に電気料金に関しては、値段の上下激しいのでそれによって回収までの期間も変わってきます。
2024.1月現在で、政府による補助金で1kWhあたり10円の補助が出ているので、すでに上記の通りにはいってないです。。。
世の中としては、電気代が高騰すると良くないと思いますが、高騰すればするほど回収期間は短くなります。